彼女の妹、という関係性が持つ独特の緊張感を正面から描いた作品。浅野こころが演じるのは、「ヤメて」と言いたいのに言葉にならない、あの歯がゆい感情を抱えたまま流されていく妹役だ。拒絶しきれない理由が積み重なるごとに、距離が縮まっていくというシチュエーション設定が、全編の空気を独特に張り詰めさせている。
見どころは、浅野こころの表情の変化にある。最初は戸惑い、抵抗する素振りを見せながらも、繰り返されるうちに明らかに反応が変わっていく――そのグラデーションが120分という尺をかけて丁寧に描かれる。「こっそり」から始まった関係が「虜」という結末に至るまでの経過が、物語としての説得力を持って展開される点が、単なる行為の羅列になっていない理由だ。
エスワン ナンバーワンスタイル制作による4K・ハイビジョン対応で、浅野こころの細やかな表情や仕草がくっきりと収録されている。フェラ・騎乗位といったシーンも含め、彼女が徐々に積極性を帯びていく過程がひとつひとつ記録されており、独占配信タイトルとして2024年3月に発売されたこの作品は、ハード系ながら感情の流れを重視した構成になっている。
「言えなかった言葉」の代わりに体が正直に答えていく、その矛盾を浅野こころが全力で体現した120分。




