日本、ロシア、フィリピン、中国。4か国の血を引く桐谷エマのデビュー作は、その出自の話だけで終わらない。ルックスの話は顔を見れば1秒で伝わる。この175分が問うているのは、その先にある「彼女が何をできるか」だ。
エスワン ナンバーワンスタイルのレーベルが当サイトに掲載する作品の収録時間中央値は161分。本作はそれより14分長い175分で構成されており、デビュー作としては明らかに尺に余裕を持たせた設計になっている。スレンダーな体型を活かした複数のシチュエーションが収められており、ひとつのシーンで完結させず、桐谷エマという女性を多角的に映し出す構成を取っている。
4K対応・ハイビジョン撮影により、クォーターならではの彫りの深い輪郭から首筋のラインまで、固定・寄り両方のカメラワークで丁寧に捉えられている。顔射シーンを含むフィニッシュまで、カメラが引かずに正面から向き合い続けているのが本作の一貫したスタンスだ。
デビュー作を確認する機会は一度しかない。桐谷エマが初めてカメラの前に立った記録として、この175分は意味を持ち続ける。




