「もうイッてる」と訴えても、それが合図にならない。宍戸里帆の出演作の中でも一際ハードな一本で、彼女がギブアップを告げるたびに、親父たちの濃厚なベロキスでその声ごと塞がれていく構成が徹底されている。抵抗の言葉が封じられ、快楽が上書きされ続けるというシチュエーションが、153分という長尺をかけてひたすら積み重なっていく。
本作のキーワードはキス・接吻だ。単なるスキンシップではなく、声を封じるための「蓋」として機能するベロキスが随所に挿入される。3P・4Pのシーンでも複数の男たちに取り囲まれながら、その都度口を塞がれ、逃げ場を失っていく宍戸里帆の表情の変化が映像の軸になっている。ムーディーズのハイビジョン独占配信作品として、画面の精細さがそのリアリティをさらに高めている。
巨乳・淫乱ハード系・中出しというジャンルの掛け合わせが示す通り、作品全体のテンションは終始高く、休む間もなく次の展開へと引き込まれる。宍戸里帆自身が発する「もうイッてるってば」という台詞が、場面を重ねるごとに意味を変えて響いてくる点に、この作品固有の面白さがある。




