「石川澪に一晩中痴女られる」という設定をそのまま実現した、ある意味でシンプルかつ贅沢な企画作品。舞台は自宅のみ。ホテルでも撮影スタジオでもなく、日常の空気が残る部屋の中で、朝陽が差し込むまでの長い夜を石川澪が主導権を握って進めていく。ドキュメンタリー的なカメラワークが採用されており、演じているというより「本当に迎えに来た」ような空気感が漂う。
石川澪が仕掛ける側として終始リードし続けるのが、この作品の軸になっている。ただ積極的なだけでなく、丁寧に、粘り強く、時間をかけて攻めてくるスタイルは210分という尺があってこそ成立する構成だ。フェラのシーンひとつとっても、焦らし・持続・再開というリズムが繰り返され、夜が深まるにつれて密度が増していく。
ムーディーズの独占配信作品として2023年6月にリリース。収録時間は3時間半を超え、ハイビジョン画質で撮影されている。「朝陽が昇るまで」というタイトルの言葉どおり、夜の始まりから夜明けまでを一続きの体験として設計しており、M男向けのシチュエーション好きに刺さる設計になっている。
石川澪という女優が「する側」に徹した長尺ドキュメンタリー形式の一作。一夜の全体を追いたいなら、時間に余裕のあるタイミングで視聴するのがおすすめだ。




